アーロンチェア、バロンチェアなどの後悔しないオフィスチェアの選び方を解説しています

バロンチェア購入秘録

机と椅子、こだわるならどちらにこだわるか?

と問われれば、迷わず「椅子!」と答えるだろう。

壊れたり壊したりしながら、いくつもの椅子に座ってきた。現在はバロンチェアに落ち着いているのだが、そこへ至るまでには様々な紆余曲折があったものだ。

あるとき、友人から、「新興企業のA社では、全員をアーロンチェアに座らせているらしいぜ」と聞いて、「なぬう?」と条件反射したものだ。

そりゃ、そんな会社もあるかもしれないが、高級オフィスチェアを全員に与えている職場など、お目にかかったことがない。

職場の椅子は、モロに事務的な椅子だ。ギイギイ音がするあの椅子である。

アーロンチェアなど夢のまた夢だ。

生涯、そんなオフィスチェアには無縁なものとばかり思っていたら、ひょんなことからバロンチェアに座ることになってしまった。

あの10万円近くする椅子に、である。

一時期はベンチ椅子だった!

ベンチ椅子って知っているだろうか?

集会場に並んでいるような、折りたたみ式の椅子だ。

買ったのか拾ってきたのか覚えていないが、いつの間にか座っていたことがある。←笑

小学校のころ、遊具のなかにタイヤがいくつか転がっていた。そのうちのひとつを学校からの帰り道、蹴りながら家まで持ってきた。今でも庭先に転がっている。

だから、このベンチ椅子。ひょっしたらゴミ置き場から、本当に拾ってきたのかもしれない。

そのころ、わたしがベンチ椅子に座っていると知った友人は、目を剥いて怒りだしたものだ。

「おまえ、絶対、体おかしくなるぞ!」

医者からも注意を受けたものだ。悪い姿勢で座っていると内臓に負担が掛かるらしい。

確かに、肩こりはひどかったし、首も疲れた。

ということで、ホームセンターに「普通の椅子」を買いに行ったわけだ。

(写真はバロンチェアです)

椅子を買ったら3日でこわれた

ホームセンターには、種類は多くないが椅子が売っていた。

事務用品の隣のコーナーくらいに、金庫や机と混じって、数種類の椅子や折りたたみ椅子(ベンチ椅子ではなく、こたつのまわりに並べるような背もたれのある折りたたみ椅子)も販売されていた。

さて、購入したのは3980円のごく普通の椅子だ。ガススプリングで、座面の高さを調節できる。

ベンチ椅子より快適だったので、気に入っていたのだが、なんと3日間しかもたなかった。

脚の部分が破損してしまったのである。

年甲斐もなくギッタンバッコンやっていたら、脚の部分がヘシ折れてしまったのだ。

この椅子は今でも車庫に転がっているが、ここで個人的に重要な教訓を学んだ。

椅子の脚の材質は、金属でなければダメだってことだ。

ベンチ椅子は金属製だった。ホームセンターで買ってきた椅子は、プラスチック製だった。強度が弱すぎたのだ。

だから、次に椅子を購入するときに、必ず脚の部分が金属で出来ているものを買おうと思った。

オフィスチェアとの出会い

さて、ここでようやくアーロンチェアとかバロンチェアという言葉が出てくる。

エルゴノミクス(人間工学)に基づいて作られたハーマンミラー社のアーロンチェアは、ちょっとこだわりのある方なら誰でも知っているだろう。

わたしの場合は、できるだけ長もちしそうな頑丈な椅子が欲しかったのだ。早々、何度も椅子など買っていられない。

一生ものなら多少、高い買い物をしてもいいだろう……そんな思いから、オフィスチェアを調べるようになっていった。

ディスクワークの比重も大きいので、長時間座っていても疲れない椅子が欲しかったのだ。

「姿勢が悪いと内臓を痛める」という言葉にも注意を払う必要があった。

そこで気になっていたオフィスチェアを実際に見に行こうということになった。

高い買い物をするのだ。衝動買いして後悔したくない。そんなわけで、大塚家具のショールームを訪ねることになった。